++ Clicker Training with Pochi ++

No.49〜No.40



レントゲン撮影本番(vol.1)  No.40
今日は、術後3ヶ月の歯科レントゲン撮影の日。

結論から書きますと、残念ながらチャレンジは失敗に終わりました。
経過と今後の課題を下記に記しておきます。

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麻酔なしのレントゲン撮影にチャレンジさせていただくことになってはいるが、万一の場合を想定して、朝食抜きで病院へ。

まず最初に、先生にデジカメで撮影した訓練風景を見ていただいた。
先生も”可能性あり!”と見てくださったようで、いよいよ麻酔なしの歯科レントゲン撮影にチャレンジすることになりました。
この段階で既に8割は成功した気分で、一旦戻った待合室で、あたしも浮かれておりました。

診察室の奥の処置室(手術室?)へ@ぽち@を連れていき、@ぽち@の横に立つあたしも、レントゲンから身体を守る鉛入りの重たいエプロンを装着して臨みました。

撮影に使うプレートを手渡され、まずは普段やっていた通りに「マテ」から咥えさせる動作をやってみます。
が、NG。

撮影するのは可視部分の歯ではなく、歯根部分であるということ。
つまり、上あごのカーブに沿わせるような感じで、奥まで入れ、プレートの端がわずかに歯から覗く程度でなければ、歯根部分がきちんと撮影できないらしい。
手は、撮影部分に被らないように、プレートを下から支えるような感じで、下方へ伸ばす事。

先生からプレートを当てる位置、手の角度について、模型を見ながら説明を受けます。
この段階で、8割の成功気分が一気に4割に。

理由は、プレートの大きさと言うよりも、それを当てる位置。
こんなに奥まで入れなければならないとは・・・。
こりゃ無理かも・・・と思いつつ、再度チャレンジ。
2度目は、あたし的にはできていた気がしたが、外からはプレートの当たっている位置が確認できず、撮影には至らず。

その後は、「咥えてじっと」はできても、入れる場所が浅かったり、逆に、深く入れるとじっとが出来ずにNG。
駄目かな?
いや、でも、もうちょっと・・・。
@ぽち@には既に、イヤ〜な気持ちが充満。
しばらく時間を置いて、落ち着かせてからもう一度だけチャレンジさせていただけませんか?というわがままなお願いを了承していただき、しばらく診察台の上で@ぽち@をなだめすかせます。

しばらくして、やや落ち着いたかな?という状態で、ふたりっきりの部屋で、もう一度チャレンジ。
出来た!
出来るかも?

再チャレンジ。
やはり駄目。
仕方ない、これ以上お時間を取らせてしまうのは無理だろう。
麻酔下でのレントゲンに切り替えていただく。

まずは、軽い麻酔?(多分鎮静剤だと思う)を後足から注射で。
抵抗していた@ぽち@の足から徐々に力が抜けて行き、立てなくなり診察台に横たわる。
先生は、その状態でのレントゲンにもチャレンジしてくださったが、意識朦朧状態で口元を触られた@ぽち@は、逆に噛むという行動に出てしまった。(意識のある状態では、噛まないように自らの顔を反らせて逃げようとするのだが、意識がなくなるとそういう制御ができないらしい。)

先生の指から出血。(それもかなりの量(;_;))

中途半端では、かえって人間側が怪我をしてしまう。
やはり、麻酔しかない。

心臓と呼吸が一時止まる。
気管送管をし、心電図を取り、麻酔下でレントゲン撮影。
2003/08/02



レントゲン撮影本番(vol.2)  No.41
麻酔下での撮影は、一番上段の大きいプレート(7.5cm×6cm)で1枚。
中段のプレート(4.5cm×3.5cm)で2枚。
(下段は、訓練で使っていた直径3.5cmほどの丸いプレート。これの中央からやや外側部分に歯を当てる感じでの訓練だったので、どう考えても深さ的に、@ぽち@には未踏の領域でした。)

かくして、麻酔なしの歯科レントゲン撮影は、未達で終わりました。

麻酔から覚めるまで心電図を見ながら、@ぽち@の横で先生とお話。
今まで、麻酔なしでレントゲンを撮ったのは1頭。
犬種によって難しい子もいるということ。
レトリーバ系はまだ可能性としてはあるかもしれないが、柴犬やビーグルなんかは、”自分”を持っているので、結構こういう訓練は難しいかもしれないと・・・。
先生のお話のその1頭は、多分先生のお宅のワンちゃんなのかも。

歯科レントゲンについては、「咥えてじっと」もだが、マテを命じられている間、口を空けたままじっとが出来るならば、さらに確率が高いかもしれないということ。
先生のお宅のワンちゃんは、それができるらしい。
マテといわれている間、口を空けて、何をされてもじっと耐えることができると・・・。
2003/08/02



レントゲン撮影本番(vol.3)  No.42
さらにもうひとつ、実際に立ち会って、現場を見て思ったのは、撮影用のカメラがかなり接近するということ。
カメラはポラロイドカメラをさらに大きくしたようなサイズ。
それが接近して、やや上方から撮影することになる。
このプレッシャーも我慢できなければならないし、当然、周囲を先生他、数人の人間に囲まれるということにも我慢できなければならない。

今回、レントゲンの結果については問題なしとのこと。
次回は半年後くらいを目処に、再びレントゲン撮影。

@ぽち@が齧ってしまった大小のプレートをいただいて帰った。
現場に立ち合わせていただいただけに、訓練のポイントがだいぶ明確になった気がする。

まずは、これまでよりも深い位置にプレートを入れる訓練。
場合によっては、横になった状態でこれが出来たほうが良いのかもしれない。
半年の猶予があるならば、”横になる”事を教えられれば、歯磨きもレントゲンも、さらに便利かもしれない。

が、歯科レントゲン対策については、あと何センチとか、あと何秒とか、そういう事よりも、根本的に”さまざまな状況下でも我慢できるような訓練”が必要なのかもしれない。
もうちょっと頭を冷やしてから、内容を考えなおして見る必要があるのかも。
次回以降もチャレンジを認めていただけるかどうかは不明だが、でも、訓練だけは続けよう。

なんだかとっても疲れました。
でも、@ぽち@も、あたしも、頑張った。
残念ではあるけれど、でも、満足です。
いや、満足だけれど、でも、やっぱり残念です・・・なのかな?
2003/08/02



気を取り直して・・・  No.43
さてさて、気落ちしてばかりもいられない。
半年の訓練期間を与えていただいたのだと思って、地道にトレーニングをやることにしよう。

このところ、クリッカーから遠ざかっていたので、久しぶりにクリッカーを持ち出す。
スワレ・マテ・フセ・タッチ。
このあたりは、良いのだが、ターンは?
あれ?忘れちゃった?
覚えたつもりの事も、きっちり身についてなかったと言う事なのか?
やっぱ繰り返さなければ忘れて行くのだな〜。(-_-;)

実を言うと歯科レントゲンの日、診察台の上で落ち着かせる為に「スワレ」・「フセ」をやってみたが、これも何度もキューを連発してやっとこさ出来た。
普段と違う状況でも、このあたりのキューは、きっちり実行してもらえないと困るな〜。

さらに、これまで、「これはいらんな〜」と思っていたが、横になる事(「バーン」とか「ゴロン」とか)を教えてみようか・・・。
横たわった状態で歯磨き・咥えてができれば、結構楽かもしれない。
それもいつも一方向ではなく、「右」・「左」をキューで使い分けられれば、なお結構。
歯のレントゲンは左側だから、まずは左を上にするポーズからいってみようか・・・。
当然片側だけの歯磨きでは意味がないので、逆向きポーズも。

それからやっぱり「マテ」の強化だろうな〜。
「あ〜ん」で口をあけて・・・ってのもできると良いかも。

うぅ〜、やること満載。
しばらくクリッカーMLの皆様のお宅に伺って、ヒントを頂戴することにしよう。
2003/08/05



3ヶ月ぶりのクリッカー  No.44
前回の日記以来、なんと3ヶ月ぶりのトレーニング日記です。(-_-;)

日記を書かぬと言う事は、当然トレーニングもサボりがち。
8月の日記で「ゴロ〜ン」を修得できたら・・・と書いたが、いろいろ試してみた結果「ゴロ〜ン」は早々に断念。
以来、これまでに修得した数少ないキューを、たまーに思い出したようにやってた程度で、何ら進展はありません。
いや、逆に、あたし的には気持ち、後退気味です。

なんでトレーニングが続かないのかをあたしなりに考えてみた。

トレーニング開始当初。
クリッカーの音にビビりまくりの@ぽち@。
ビデオの中のルパン君のようにはいかない@ぽち@に「あれれ?」と戸惑いと焦りながらのスタート。
さらには、そんな状態で『無麻酔での歯科レントゲンへの挑戦』なんてでっかい目標を掲げてしまったのにも一因があるかも。
かなり早い時期から@ぽち@とあたしの中には、「楽しくトレーニングをする」ということが、なくなってしまったような気もする。

@ぽち@をどう誘導すれば良いのか、創意工夫の必要性と難しさだけを実感し、シェイピングの過程を楽しく実践なんて段階では全くなかったし、@ぽち@も、クリッカーでの最初のトレーニングが「歯磨き」だもの。
なんか「楽しい」が欠落してない〜?あたしたち・・・。

何か・・・。
そう。・・・何かを@ぽち@と一緒にクリアーできたら。
シェイピングの過程を目の当たりにできたら・・・。
@ぽち@自身も「あぁかな?こうかな?」といろいろと考えつつ動いてみるような、そんな様子が見えてきたら、もっと楽しくなるのかなぁ・・・。

本日は、これまでにやったキューを一通り復習。
おやつを手の上に乗せて「マテ」がちょっと怪しくなっている。
やっぱ継続はチカラなり・・・なのだな。

歯科レントゲンのことは置いといて、「楽しく」を目標になんかやってみようかな・・・。
2003/11/13



”何か”を”楽しく”  No.45
”何か” を ”楽しく”。

ということで、最初にあたしがクリッカーの存在を知り、「すっご〜い!」と思った事柄にチャレンジすることにした。
「すっご〜い!!」と思った事。
それは、けーこさんとこでみた、ゴロたんのスラローム。

@ぽち@は既に「タッチ」はできてる。
「タッチ」の応用で、足の間をくぐるのも1回こっきりならできる。
これを「タッチ」以外のキューを使ってスラロームに持って行けば良いのだ。
これ、できたら楽しいよね。
おっし!
しばらくスラローム、頑張ってみよう!

それから、もひとつ。
ん〜、何かシェイピングの実践をやりたいな。
何かターゲットを決めて、見たらクリック・近づいたらクリック・触ったらクリック・・・・って奴。

以前なんかのTVで見た、@ぽちに、”学ぶ” ことを ”学ばせる” 為に。
それから、あたし自身が@ぽち@を誘導するテクニックを修得する為に。
2003/11/18

ふっちゃん     2003/11/20/23:24:45   No.47
スラローム!
ルナっちが草アジにちょっとだけ挑戦した時に、「これはまずできるようにはなるまい」と飼い主が勝手にあきらめたスラローム!
@ぽち@ちゃん、がんばって会得して。そして、ルナおねーさんに教えてね(笑)いや、冗談ではなく、ご一緒に学ばせていただきたいと思います。

穴子天丼     2003/11/21/08:21:55   No.48
おぉ〜!
ふっちゃんありがとー!!
アジのスラロームって、あれですよね〜。ポールが一直線に立っててその間をヒョイヒョイって。
んむむ〜。あれは確かに大技に見えます〜。(笑)
家ん中で足スラロームですんで、ま、4本程度のポールだと思えばなんとかなるかと・・・。(笑)
できると楽しいよね〜。
見せびらかしたくなるかも〜。




足スラローム  No.46
更新が楽なのでこっちもCGI化。

カコのトレーニング日記を移行しつつ読んでると、いろいろ忘れてしまっていることが一杯。(-_-;)
トレーニング日記もだけど、クリッカー本ももっかい読み直したほうが良いかも。

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足スラローム、引き続きチャレンジしてます。

タッチで誘導しての1回づつの股くぐりはOKなのだが、くぐる度にあたしの前に対峙し、ごほうびを待って律儀にオスワリをしてくれる。
歩きながらで良いのだよ。
連続動作は難しいかい?

それからシェイピング。
あらためて、何かターゲットになるものを置いては、興味を沸かせてそれに近づいてしまうので、もともとそこにあるもの(あったもの)をターゲットにしてみる。
今日は、ハウスの前に転がってたカピバラくん。

見たらクリック・近づいたらクリック・触ったらクリック・・・のつもりが、全然駄目。
あたしの目の前にオスワリして「ほらほら、オスワリしてるよ」とひたすらオスワリをアピールして、動かない。

仕方ないので、カピバラくんを指差す→ようやくそっちを見る(クリック)
もっかい指さす→見る(クリック)
何度か繰り返して、やっとこさ、近づく(クリック)
「ここ、ここ」と指差して触って、やっとこさタッチ(クリック)

これって、どう考えても”指タッチ”・”指差したもののタッチ”だなぁ・・・。

シェイピングをやってて思った。
@ぽち@、どうもキョトン犬らしい。
指さすとか、動くとか、あたしの動作がないと動かない。
「オスワリしたよ、クリックは?」の風情で待ち、クリックが鳴らないとキョトンとしてしまう。

さらに、スラロームで思った事。
対峙して座られると連続動作に支障あり。
豪邸でもないわけだし、数歩あるいてスラロームをと思ったら当然壁際からスタートすることになる。
壁際に立って呼ぶと、当然のように対峙して座る@ぽち@。
そこじゃないのよ。
あたしの横に来て欲しいのよね。
つまりは”ツケ”からやったほうがいいのかなぁ・・・?
2003/11/20

こたっぺ☆  E-Mail  HOME   2003/11/28/16:29:04   No.51
スラロームは難しいよなぁ〜〜。
しかも自分の足だと、自分もちょっと体勢辛かったりするし(笑)
うちはまだ試したことないけれど、
いい方法があったら、お知らせしますね。

穴子天丼     2003/11/28/19:11:48   No.52
コタローくんもスラロームにチャレンジ?
できると楽しいですよね〜。きっと。
今日ね、できたの3歩だけど。
詳しくは、今日のトレーニング日記に・・・。(笑)



「ツケ」  No.49
昨日の反省(?)から、今日は「ツケ」を実践。

@ぽち@の前方に立ち、体側で手のひらを@ぽち@にむけて「タッチ」のキュー。
位置はアバウト。ただし、あたしと対峙しないような位置(できるだけあたしの横)でタッチさせる⇒クリック。

数度繰り返すと、覚える前に@ぽち@は飽きる模様。
しらーっと余所見をしたりする。
集中できないのかな〜。
ごほうびの魅力にも問題あり?

注意を喚起するために、太股をパンパンと2度叩いて、体側で手のひらを@ぽち@に向ける。
手のひらにタッチ⇒クリック。
廊下と部屋を行ったり来たりしながら、何度かこれを繰り返す。

「ツケ」というキューをかぶせるが、多分これはまだ理解も覚えてもいないと思う。
今日のところは、あたしが@ぽち@の前方に(@ぽち@に背を向けて)立っての「ツケ」。
「ツケ」」を覚えたかな〜?な頃に、@ぽち@とあたしがどういう位置関係にいても大丈夫かどうかを試してみよう。
横に付かせたついでに、1回こっきりの股くぐりをやって、終了。

スラロームへの道は、遠し。
でも、いいの、ゆっくり行こう。
これがあたしと@ぽち@のペースなんだから。
2003/11/21